月経周期に伴う肩こりや首こりにお悩みの方へ。女性ホルモンの変動や姿勢の変化が筋肉に与える影響を生理解剖学的な視点から解説します。温熱によるセルフケアや、管理医療機器である磁気ネックレスを活用した血行改善へのアプローチ法を紹介します。 

この記事でわかること

月経周期と肩こりの関係がわかる

月経痛が招く不調の連鎖がわかる

日常習慣・温熱・深呼吸で整える手軽なセルフケアがわかる

あなたの生活に「磁気の力」をプラスしよう

私たち人間は成長するに伴い、それぞれの性別に応じた身体の変化を迎えます。特に女性は、毎月一定の周期で訪れる月経(生理)という特有のサイクルがあります。これは哺乳類の中でも、人間を含む一部の霊長類にしか見られない非常に特殊な仕組みです。

このサイクルは、12歳頃から始まる月経から約50歳で迎える閉経にいたるまでの長い期間にわたって続きます。多くの女性はこの数十年の間、生理前や月経前症候群(PMS)に伴う様々な憂鬱な気分や体調変化に悩まされます。その多様な不調の中には、下腹部の違和感や頭痛だけでなく、つらい「肩こり」や「首こり」も含まれています。

この「いつものこと」と諦めてしまいがちなその重苦しさですが、一体なぜ生理前の時期にこれほど激しい不調が起こるのでしょうか。 

【女性ホルモンと自律神経の変化】

そもそも月経とは、 受精卵を迎えるために成熟した子宮内膜が、剥がれ落ちて体外に排出される現象です。このサイクルは、主に「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という2種類の女性ホルモンの分泌バランスによって制御されています。生理前の時期になると、これら女性ホルモンの分泌量が急激に減少します。

特にエストロゲンは自律神経の安定にも深く関わっているため、この急激な変動に連動して、自律神経の働きにも大きな変化が生じやすいとされています。

自律神経は、血管の収縮や拡張をコントロールする役割を担っている神経です。心身の活動を支える交感神経と、休息を促す副交感神経から成り立っていますが、月経周期に伴うホルモンの増減は、これらの神経バランスが一時的に変化するきっかけとなります。

さらに生理前からは、体内で「プロスタグランジン」という物質の分泌も始まります。プロスタグランジンは子宮を収縮させて経血の排出をスムーズにする働きを持ちますが、同時に血管をギュッと収縮させる作用も持ち合わせているため、これが全身の巡りにも影響を与えると言われています。

【血管の収縮から始まる「こり」のスパイラル 】

自律神経のバランスが一時的に変化し、さらにプロスタグランジンの影響などが加わると、交感神経が優位になりやすくなります。その結果、末梢の血管が収縮しやすくなり、局所の血行が滞る傾向にあります。この月経周期に伴う局所的な血流の変動が、肩のこりや重苦しさを感じやすくなる一因と考えられています。

また、身体の不快感によるストレスは心身を緊張させ、無意識のうちに肩に力が入る状態を作り出します。特に冷えを伴う場合、体温を逃がさないように血管がさらに収縮しやすくなります。これにより、筋肉の柔軟性が損なわれ、重苦しさや強張りにつながりやすいという悪循環に陥ることも珍しくありません。

体内の変化である月経に伴う不調は、多くの女性が日常のなかで直面する共通の課題です。ご自身の身体が今どのような状態にあるのか、客観的に目を向けて丁寧に向き合うことが、健康的で快適な毎日を過ごすための第一歩となります。

谷口

臨床研究の際、月経痛と肩こりの両方に悩まされている方にお会いしました。「どちらか一方でも楽になれば…」とおっしゃっていたのですが、その後、磁気によって肩こりが軽減し、お気持ちも少し和らいだそうです。少しでもお身体が楽になるお手伝いができたことに、嬉しい気持ちになりました。

月経痛が招く不調の連鎖〜感覚の過敏化と姿勢の変化〜

月経期間中に肩のこりが強まる背景には、「物質による感覚の過敏化」と「痛みによる姿勢の変化」という二つの側面が一般的に知られています。

【生理的要因】プロスタグランジンの分泌による「感覚の過敏化」

月経時には「プロスタグランジン」という物質が体内で分泌されます。これは子宮を収縮させる働きを持ちますが、同時に痛みの受容器を刺激し、刺激に対して心身を敏感にさせる性質も持っています。この物質が血流に乗って全身に影響を及ぼすと、局所の軽微な負担に対しても、過剰に重苦しさを覚えやすくなります。普段なら気にならない程度の肩の重みが、この時期に強く感じられるのは、この物質の影響で感覚が過敏になっていることも関係していると言われています。

【物理的要因】痛みをかばう「前かがみ姿勢」による首肩の緊張

月経により下腹部の違和感や痛みが生じると、その不快感を和らげようと無意識に身体を丸め、身を守るような姿勢をとりがちです。この「かばう姿勢」こそが、肩やまわりの筋肉への物理的な負担につながることがあります。背中を丸め、頭部が前方へ突き出るような猫背の姿勢になると、首や肩の筋肉には通常よりも大きな物理的負荷がかかりやすくなります。それは、頭部が体重の約10%もの重さがあるためです。頭部が前方に移動すると、首の後ろにある頭半棘筋(とうはんきょきん )や 僧帽筋(そうぼうきん)などに強力な緊張がかかります。このような姿勢が続くことで周囲の毛細血管を圧迫して血流が滞り、肩こりにつながりやすいとされています。

月経によって生じる肩こりは、生物学的な感受性の高まりと物理的な姿勢の変化が重なることで、より強く感じられるようになります。さらに、この不自然な姿勢はさらに胸(胸郭)を圧迫し、呼吸を浅くさせる傾向があります。浅い呼吸は体内への酸素の巡りを控えめにさせ、交感神経を刺激してさらに血管を収縮させます。

このように、様々な要因が不調の連鎖に繋がります。この連鎖を断ち切るために、日常でどのようなケアを取り入れていけば良いかについては、次の章で説明します。

谷口

お腹をかばうように前かがみになると、首の後ろの筋肉が一生懸命に頭を支えるため、負担がかかっています。臨床研究の現場でも実感することですが、筋肉が持続的に緊張すると、血行が阻害され新鮮な酸素が十分に行き渡らなくなってしまいます。

そこで、2、3回で結構ですので深呼吸を行ってください。深い呼吸を数回行うだけでも、体の中の巡りは変わります。難しいことは考えず、まずはゆっくりと息を吐き出すことからはじめてください。それだけでも肩の余計な力が少しずつ抜けます。

日常習慣と温熱、深呼吸で整える手軽なセルフケア

月経周期に合わせて起こる肩こりや首こりを「いつものこと」と諦めないでください。ここでは、日常生活の中で手軽に取り入れられる「生活習慣の工夫」「温熱の活用」「胸郭を広げる深呼吸とストレッチ」のセルフケア方法をまとめて紹介します。

【日常の生活習慣でできる小さな意識】

日々の生活習慣の中で、血流を妨げない工夫を取り入れましょう。

首元を冷やさない

衣服を体温調節して首元を冷やさないようにすることも有効なアプローチです。冷えをブロックすることで血管の過度な収縮を防ぎます。

こまめな水分補給

定期的な水分補給も血液の循環をなめらかに保つ手助けとなります。水分が不足すると血液の粘度が高まり、末梢の循環がさらに滞りやすくなるためです。

【温熱の活用(温活)を取り入れる】

月経時の重い肩周りを和らげるためには、温熱の活用がおすすめです。心地よい熱刺激を皮膚に与えることは、収縮した血管を広げ、血流を促進します。

全身を温めることも大切ですが、局所を温めるだけでも神経が働き、血管拡張反応が起こります。

温熱刺激が皮膚の温覚受容器に伝わると、「軸索反射(じくさはんしゃ)」と呼ばれる生理現象によって、局所の血管が広がりやすくなります。

温める具体的な部位は、「首の付け根から肩甲骨の間」です。この領域には太い血管が走行しており、ここを狙って温めることで、効率的に上半身全体の血行に働きかけることができます。

少し熱め(41℃〜42℃)のお湯をやや強めの水圧で当てる

お湯の温度は41℃〜42℃に設定します。

シャワーの勢いをやや強めにして肩こり部位に当てることで、温熱だけでなく、水流マッサージ、も加わり筋肉の緊張を緩和します(※高温や長時間行うのは避けてください)

温熱グッズの活用

温かい蒸気が出るシートや蒸しタオルを首元に当てるケアも、手軽で効果的なアプローチです。

【胸郭を広げる深呼吸とストレッチ】

緊張を和らげる「胸(胸郭)を広げるストレッチ」を紹介します。

深い呼吸を意識する

横隔膜を大きく上下させる深呼吸は、自律神経のバランスを整え、全身の緊張を緩和する効果も期待できます。

胸のストレッチ

意識的に深い呼吸を行い、胸の筋肉をストレッチします。日常生活の中で姿勢の変化に気づいたら、一度天井を見上げるなどして首の角度をリセットする習慣をつけるのも良いでしょう。

日常の小さな生活習慣の見直しから始め、徐々に温活や胸郭を広げる深呼吸、ストレッチを無理のない範囲で優しく取り入れてみてください。

症状が緩和されない場合は、無理をせず病院を受診してください。

専門的な知見に基づいた適切な判断を仰ぎましょう。

谷口

「温めること」は、血管を拡張することで血行を改善するためのアプローチです。他の研究チームが実施していた局所へ電子温灸をあてた研究でも、血管が拡張することが証明されていました。もちろん、私が行った磁気の臨床研究でも血管拡張することで血流量が増加すると考えています。

「磁気の力」をプラス。ピップマグネループという選択肢

月経時の肩こりの要因とその対策について理解していただけましたでしょうか。

日々の生活が忙しく、セルフケアのための時間が十分に取れないことや、体調が優れず面倒に感じてしまうこともあるかと思います。その場合は、無理をせずに肩こり症状の緩和に役立つ一般用医薬品や医療機器を上手に取り入れて、頑張っている身体を労わってあげてください。しかし、どれを選んだら良いか迷われている方へ、一つの選択肢として「ピップマグネループ」をご提案します。

※ピップマグネループは、生理前(月経前症候群/PMS)の予防や治療を目的としたものではありません。 

ピップマグネループ(家庭用永久磁石磁気治療器)は管理医療機器で、その効果は「装着部位のこり及び血行の改善」です。購入は、ピップウエルネス通販公式サイトから可能です。ピップマグネループには、個々のニーズに応える多彩なラインナップが用意されています。

【管理医療機器「ピップマグネループ」の多彩なラインナップ】

ピップマグネループMAX

シリーズ最大磁力200ミリテスラ(mT)。頑固なこりにしっかりとアプローチしたい方におすすめです。

ピップマグネループEX

150mTの磁力を内蔵。幅広い層に愛用されているスタンダードなモデルです。 

ピップマグネループAiryFree(エアリーフリー)

磁束密度は55mTながら、EXの約半分の軽さを実現した、ピップマグネループ史上最軽量のモデルです。 

ピップマグネループfit

150mTの磁力で、自分の首のサイズに合わせて長さを自由に調整できるのが特徴です

全シリーズとも、無理な力がかかると外れる安心設計となっており、着脱が非常に簡単で日常使いに最適です。 また、ファッション性も兼ね備えた豊富なカラーバリエーションがあり、日中の着用も楽しくなります。

【就寝時のリラックスタイムからの活用】 

磁気ネックレスの装着がはじめてであれば、まずは「就寝時」からの活用を検討してみてはいかがでしょうか。寝ている間は身心1)がリラックスしている状態です。磁気がじっくりと首や肩の血行に働きかけ、こりを改善してくれます。朝起きた時の肩や首の感覚に、新しい発見があるかもしれません。

症状が改善しない場合や痛みが続く場合は、必ず医療機関を受診してください。

今日も軽やかな笑顔で素敵な1日をお過ごしください。 

1) 弊社は、「健全な『心』は健康な『身』に宿る」という考えから、身体と心のつながりを「身心」と表記しています。一般的には「心身」と書かれることが多いですが、まずは土台となる身体(身)を整えることが、健やかな心への近道だと考えています。

よくある質問(FAQ)

ピップマグネループに副作用はありますか?

医学的に認められた副作用はありません。ただし「コリ・血行を改善する」医療機器ですので、のぼせ等の違和感を感じた際は、ご使用を中止してください。

ピップマグネループを就寝時に装着したままでも大丈夫ですか?

問題ありません。

 ピップマグネループは服の上からでも効果はありますか?

磁気治療器はコリのある部位から離れるほど磁力は弱くなります。服の上からの装着はお勧めいたしません。