この記事でわかること

11月11日が「磁気の日」である背景や由来がわかる

磁気の強さを表す単位である磁束密度(mT)の読み方がわかる

磁気ネックレスが購入できる場所と購入前に確かめることがわかる

あなたの生活に「磁気の力」をプラスしよう

11月11日と聞いて、何を思い浮かべますか?

カレンダーに並んだ数字を、見てみてください。

数字の「1」が4つあります。

また、「1」が細長い棒に見え、棒が四本、立っているようにも見えてきます。

「1」は、漢字で書けば「一」になり、「いち」や「い」とも読めます。

形以外にも語呂が生まれ、この日には多くの記念日ができました。

11月11日は、1年のうちでも、記念日がとりわけ多く重なる日です。まずは、代表的なものを並べてみます。

記念日制定由来
電池の日日本乾電池工業会(1987年)乾電池の「プラス」を「十」、「マイナス」を「一」に見立てると、十一月十一日になる
鮭の日新潟県村上市(1987年)ほか「鮭」の右側にある「圭」を分けると、十一十一と読める
棒状のチョコレート菓子
・スナック菓子の記念日
菓子メーカー(1999年)細長い姿が、数字の「1」に似ている
介護の日厚生労働省(2008年)「いい日、いい日」という語呂合わせ

制定年は分かりませんが、「サッカーの日」もこの日です。11人対11人で戦う競技にちなんで、スポーツ用品メーカーの直営店が公募で決めました。

そしてもう一つ、電池の日と同じ見立てから生まれた記念日があります。

それは、「磁気の日」です。磁石のN極とS極を、「十」と「一」に見立てた記念日です。

このコラムでは、記念日の成り立ちと磁石の歴史を説明します。そのうえで、磁気ネックレスを買える場所と、購入の前に確かめることを紹介します。

11月11日は、磁気の日です。この日付には、磁石という物体の性質がそのまま使われています。

【二つの極を「十一」に見立てた日付】

磁気の日は、1992年にピップ株式会社(当時のピップフジモト株式会社)が制定しました。一般社団法人日本記念日協会に登録されています。日付の決め手となったのは、まさに磁石の二つの極でした。

N極を「+(プラス)」、S極を「-(マイナス)」として書き表します。「+」の形は、漢字の「十」に見えます。「-」の形は、「一」に見えます。二つを並べると「十一」になります。これを月と日の両方に重ね合わせると、「十一月十一日」になります。

制定の目的は、磁気治療器について正しく知ってもらうことにあります。磁気を用いた製品は、ドラッグストアの売り場に当たり前のように並んでいます。その一方で、どのような決まりのもとで売られているのかは、意外と知られていません。

【どこまで割っても、二つの極】

日付の決め手になった「二つの極」について説明します。

磁石には、必ずN極とS極があります。二つは常に対で存在します。N極だけの磁石、あるいはS極だけの磁石は、世界中のどこを探しても見つかっていません。

一本の棒磁石を途中で半分に折ると、断面には新しいN極とS極が現れ、二つの磁石になります。さらに小さく割っても、同じことが起こります。紙の上に砂鉄をまき、その下に磁石を置くと、砂鉄は二つの極を結ぶ曲線を描いて並ぶことが確認できます。

【磁石を「慈しむ石」と呼んでいた時代】

記念日としての歩みは、まだ30年あまりです。ところが、その由来となった磁石は、はるか昔から人の暮らしのなかにありました。しかも当時の呼び名には、二つの極の姿が映されています。

紀元前240年ごろに編まれた中国の古文書『呂氏春秋』には、鉄を引きつける石が登場します。そこに記されていた字は、いまの「磁石」ではありません。「慈石」でした。

なぜ「慈」の字が選ばれたのでしょうか。母親が子を慈しむように鉄を引き寄せる。そんな見立てがあったと伝えられています。石が鉄を引きつける場所は、両端の二か所です。のちにN極とS極と呼ばれる部分にあたります。

この石が知られていたのは、中国だけではありません。ヨーロッパにも記録が残っています。ただし、名前の付け方は違います。

古代ギリシャでは、産地の名がそのまま呼び名になりました。磁鉄鉱、つまり磁石になる鉱物が見つかったマグネシア地方です。羊飼いの鉄の杖が、ある石に引き寄せられたという伝説も伝わっています。英語のmagnetも、この地名に由来するとされています。

二千年前の人は、二つの極に慈しみの姿を重ねました。現代の記念日は、同じ二つの極を暦に写しています。見立ては時代によって変わりますが、見つめている性質は同じです。11月11日は、その性質に目を向ける日でもあります。

谷口

これまで磁気研究の成果はさまざまな学会で発表してきましたが、磁気や磁石にまつわる古今東西のエピソードまでは扱ってきませんでした。そのため、こうした知識はほとんど持っていませんでした。ある日、指導教授が学会のランチョンセミナーで磁気の話題を取り上げることになり、その資料を作成することになったのです。資料を準備しながら磁気の意外な歴史や奥深さに触れ、思わず感心させられました。

磁気の強さを表す単位 磁束密度(mT)の読み方

磁石の力は、体重計や血圧計のように一般家庭では数字で見る機会はほとんどはありません。それでも、磁石同士が引き合い、鉄が吸い付くことは分かります。

昔の人は、磁石の力を言葉で言い表しましたが、現代は数字で表します。その数字は、どのように決まったのでしょうか? 話は、私たちが立っているこの地球からはじまります。

【地球という巨大な磁石】

古代の中国では、磁石は方位を知る道具にもなりました。スプーンのような形をした「司南」です。盤の上に置くと、柄の部分が南を向いて止まります。いまの方位磁石にあたります。

さて、置いた石は、なぜいつも同じ向きで止まるのでしょうか。答えを示したのは、イギリスのウィリアム・ギルバート(1544〜1603年)でした。地球そのものが巨大な磁石のように働いている、という考えです。

方位磁針の針がいつも北を指すのも、同じ働きによります。

地球はなぜ磁石のように働くのでしょうか。

地球の中心には鉄を主とした核があり、その外側の層は液体です。温度の差によって対流が起こり、自転の影響を受けてらせんを描きます。この流れが巨大な電流を生み、その周囲に磁場ができていると考えられています。

この磁気には大きな役目もあります。太陽から飛んでくる粒子や宇宙から届く放射線を受け止め、地上の生き物を守っています。

【磁気の強さは「テスラ」と「ガウス」で表す】

地球の磁気は、どのくらいの強さなのかご存知でしょうか?

地球の磁気を精密に測った人は、ドイツのカール・フリードリヒ・ガウス(1777〜1855年)です。磁気の強さを数で扱う道を開いた一人で、その名は単位として残りました。

磁気を表す単位は、いくつもあります。磁束のウエーバ(Wb)や、磁界の強さのアンペア毎メートル(A/m)などです。そのなかで、磁気ネックレスのパッケージや添付文書に書かれているのは磁束密度です。ここでは、その単位に絞って説明します。

磁束密度は、決まった面積を通る磁力線の数だと考えてください。単位は二つあります。「ガウス(G)」と「テスラ(T)」です。ガウスは1平方センチメートル、テスラは1平方メートルあたりで数えます。面積が1万倍違うため、1テスラは1万ガウスにあたります。

テスラという名は、交流の技術を確立したニコラ・テスラ(1856〜1943年)にちなんでいます。ガウスより一世代後の人です。

以前の日本では、「ガウス(G)」を使っていました。1993年に施行された計量法で、磁束密度の単位は「テスラ(T)」と定められました。ガウスは移行期間を経て、1997年10月から取引や証明には使えなくなりました。

では、磁気治療器に書かれている「mT」は、何と読むのでしょうか?

テスラには、小さな値を表すための呼び方があります。

1テスラの1,000分の1がミリテスラ(mT)、100万分の1がマイクロテスラ(μT)、10億分の1がナノテスラ(nT)です。磁気ネックレスの「150mT」は、1テスラの1,000分の150という強さを表しています。

そして、表示の仕方にも、工夫のあとがうかがえます。

かつて1,300ガウスと表していた製品は、テスラでは0.13テスラです。同じ強さですが、0.13という数字は小さく見えます。ミリテスラで表せば130mTとなり、ガウスに慣れた目にも伝わります。磁気治療器の表示にミリテスラが使われているのは、こうした読み取りやすさとも関わります。

ちなみに、地球の磁気は、日本付近で約46,000ナノテスラと記録されています。ミリテスラなら0.046、ガウスなら0.46ほどの値です。

※参考:気象庁地磁気観測所「基礎知識|Q&A」 https://www.kakioka-jma.go.jp/knowledge/qanda.html

【その強さを測る道具】

磁気の強さを測定する測定器は、体重計や体温計のように一般家庭に置かれている機器ではありません。

この測定器は、単位にならえばテスラメーターですが、今でもガウスメーターと呼ばれることが多いです。取引や証明に使う単位はテスラに変わりましたが、道具の呼び名にはガウスの名称が残りました。

ガウスメーターは、磁束密度、磁気の強さを測れます。磁気の強さは、磁気を感じる小さな部品(ホール素子)を組み込んだ測定器で測ります。この部品に電流を流すと、磁気の強さに応じて電圧が生まれます。その電圧の大きさから、磁束密度を求める仕組みです。

単位の意味が分かると、パッケージの数字は見当のつく情報に変わります。磁気の日は、手元の製品の数字を確かめる日にも向いています。

谷口

臨床研究では、同種の磁気治療器が複数ある場合、規定の基準内で最も磁束密度が高いタイプをテスト機器として用いてきました。高いタイプで確かめられなければ、それより低いタイプの検証は意味がないからです。低い数値から順に引き上げる進め方は、数値に沿って話が進むため分かりやすく映りますが、学術的には最大の条件で確かめることから優先されます。

これは指導教授から教わった研究の基本姿勢で、今でも大切にしています。

磁気ネックレスが購入できる場所と購入前に確かめること

磁気治療器は、どこでも売っている品物ではありません。買える場所と、購入の前に確かめておきたい点を紹介します。

【磁気ネックレスを買える場所】

磁気ネックレス(家庭用永久磁石磁気治療器)は、管理医療機器です。医薬品医療機器等法(薬機法)にもとづく届出をした店舗や事業者でなければ、販売できません。買える場所は、大きく三つに分かれます。

1)ドラッグストア、薬局

売り場は、外用薬の棚の近くにあることが多いです。

湿布やテープ剤が並ぶ一画から、サポーターやコルセットへと続き、その流れのなかに磁気治療器が置かれています。フックに掛けて陳列されているため、パッケージの表と裏を見ながら選べます。

実物を手に取れるのが、いちばんの利点です。ループの太さや重さは、見るだけでは分かりません。首に当ててみると、毎日着けられるかどうかの見当がつきます。薬剤師や登録販売者が常駐している店舗もありますので、気になる点をその場で尋ねられます。

2)スポーツ用品の量販店

競技ごとの売り場とは別に、コンディショニング用品をまとめた一画があります。テーピングやサポーター、アイシング用品、インソールが並ぶ場所です。磁気ネックレスは、その棚に吊られていることが多いです。

同じ棚には、磁石やチタンを使ったスポーツ用のアクセサリーも並びます。見た目がよく似ていますので、表示の確認がここでも役に立ちます。

3)インターネット通販

公式の通販サイトのほか、届出をした事業者が出店する通販サイトでも購入できます。実物を手に取れない代わりに、長さや磁束密度、カラーを並べて比べられます。重いものを持ち帰らずに済む点も、助かるところです。

商品ページに添付文書や取扱説明書が掲載されていることもあります。購入の前に目を通せるのは、通販ならではの利点です。

【購入の前に確かめておきたいこと】

売り場に並ぶネックレス類は、どれも似て見えます。磁気治療器を選ぶときに確かめる点は、一つです。

それは、パッケージの表示です。「管理医療機器」の文字と、医療機器承認番号が記されています。磁石を使った一般的なアクセサリーには、この表示がありません。見た目が似ていても、法律上の扱いは異なります。医療機器の決まりについては、こちらで説明しています。

なお、植込み型心臓ペースメーカーなどの体内植込み型医用電気機器を使用している方は、使用できません。添付文書には、使用できない方と、あらかじめ医師に相談が必要な方が記されています。記事の終わりにある【ご使用上の注意】も必ずお読みください。

数字の意味も、知っておくと役に立ちます。磁束密度はミリテスラで示されます。家庭用永久磁石磁気治療器には、日本産業規格(JIS T 2007)があります。最大磁束密度は、35mT以上200mT以下と定められています。売り場に並ぶ製品の数字は、この範囲の中にあります。ピップマグネループは55mTから200mTです。

さらに知りたい点があれば、次のコラムもあわせてご覧ください。

買える場所はいくつもありますが、確かめる点は同じです。管理医療機器の表示です。ここを押さえておけば、売り場でも通販でも迷いません。

谷口

磁気治療器の購入を考えている方から、「どれを選べば良いのか分からない」というご相談を受けます。その際、私は「頑固なこりにしっかりとアプローチしたい方は、磁束密度の高いタイプを選ぶのも一つです」とお伝えしています。ただし、こりが長期間続いている場合や、強い痛み、しびれを伴う場合は、自己判断に頼らず医療機関を受診するよう、必ず一言添えるようにしています。

「磁気の力」をプラス。ピップマグネループという選択肢

磁気の日の由来から、磁束密度の読み方、磁気ネックレスを買える場所までを説明してきました。

ここまでお読みいただいた方は、磁気にご興味があり、肩や首のこりを抱えていらっしゃるのではないでしょうか? こりを感じたときには、肩を回したり姿勢を整えたりと、ご自分でできる工夫をされている方も多いでしょう。

しかし、セルフケアを行っても肩こり、首こりが軽減しない方は、無理をせずに肩こり症状の緩和に役立つ一般用医薬品や医療機器を上手に取り入れて、頑張っている身体を労ってあげてください。 何を選択するか迷われている方へ、一つの選択肢として「ピップマグネループ」をご提案します。

ピップマグネループ(家庭用永久磁石磁気治療器)は管理医療機器であり、その効果は「装着部位のこり及び血行の改善」です。購入は、ピップウエルネス通販公式サイトから可能です。ピップマグネループには、個々のニーズに応える多彩なラインナップが用意されています。

【管理医療機器「ピップマグネループ」の多彩なラインナップ】

ピップマグネループNEOMAX

シリーズ最大の磁束密度200ミリテスラ(mT)の磁石が20粒内蔵。頑固なこりにしっかりとアプローチしたい方におすすめです。

ピップマグネループMAX メタルシルバー

磁束密度55mTの磁性粉配合磁気ループの中に200mTの磁石を6粒内蔵。シンプルで洗練されたメタルシルバーのトップパーツ付きです。

ピップマグネループEX

磁束密度150mTの磁石4粒と75mTの磁石16粒、合計20粒を内蔵。幅広い層に愛用されているスタンダードなモデルです。

ピップマグネループAiryFree(エアリーフリー)

磁束密度55mT。ループの太さと重さを約50%カット(従来比)した、軽やかな着け心地のモデルです。

ピップマグネループfit

最大磁束密度150mTの磁石を6粒内蔵。お好みに合わせて42〜50cmの範囲で長さを自由に調整できるのが特徴です。

全シリーズとも、無理な力がかかると外れる安心設計となっており、着脱が非常に簡単で日常使いに最適です。また、ファッション性も兼ね備えた豊富なカラーバリエーションがあり、日中の着用も楽しくなります。

【ご使用上の注意】

※次の方は使用しないでください。

植込み型心臓ペースメーカーなどの体内植込み型医用電気機器を使用している方

※次の方は、あらかじめ医師にご相談ください。

医療機関で治療を受けている方、体調のすぐれない方

※時計、磁気カード、磁気テープなど、磁気の影響を受けるものには近づけないでください。

※使用中に体調が悪くなった場合は、直ちに使用を中止してください。

※その他の使用上の注意については、必ず製品の添付文書をご確認ください。

→ピップマグネループ 取扱説明書・添付文書

※あわせて読みたい:MRI検査を受ける予定がある人へ 肩こり改善の磁気ネックレスを脱着するタイミングについて

【就寝時のリラックスタイムからの活用】

磁気ネックレスの装着がはじめてであれば、まずは「就寝時」からの活用を検討してみてはいかがでしょうか。寝ている間は身心1)がリラックスしている状態です。磁気がじっくりと首や肩の血行に働きかけ、こりの改善が期待できます(効果の感じ方には個人差があります)。

症状が改善しない場合や痛みが続く場合は、必ず医療機関を受診してください。

ピップマグネループについて興味をもっていただけたでしょうか?

本日も、磁気を身近に感じながら、無理なくお過ごしください。

1)弊社は、「健全な『心』は健康な『身』に宿る」という考えから、身体と心のつながりを「身心」と表記しています。一般的には「心身」と書かれることが多いですが、まずは土台となる身体(身)を整えることが、健やかな心への近道だと考えています。

よくある質問(FAQ)

ピップマグネループに寿命はありますか?

永久磁石なので磁力がなくなることはありません。ただし、製品自体が折れたり、傷んだり、汚れが著しくなった場合はお取替えください。

ピップマグネループは汚れたら洗えますか?また、長く快適に使うためのお手入れ方法はありますか?

洗えます。水、またはぬるま湯でやさしく洗い、水分をよくふき取ってください。汗や皮脂を吸着することがありますので、2〜3日に一度、消毒用エタノールや洗濯・食器用の中性洗剤でのお手入れをおすすめします。

 ピップマグネループにはどんな効果がありますか?

管理医療機器「家庭用永久磁石磁気治療器」として承認された効果は、「装着部位のこり及び血行の改善」です。首に装着した場合は、首や肩まわりが対象となります。効果の感じ方には個人差があります。
※ご質問への回答は、ピップ製品に関するよくあるご質問(磁気治療器)に掲載しています。