趣味の釣りを終えた後に「肩こり」や「首こり」を感じることはないでしょうか。それは、釣りの姿勢が及ぼす物理的負荷です。本記事では、釣りの動作が身体に及ぼす影響を解剖学的、運動学的に解説します。また、大好きな趣味を長く謳歌するための対処方法を紹介します。

この記事でわかること

釣りの姿勢が肩や首に負担が加わることがわかる

動かないのに肩こりや首こりになる仕組みがわかる

釣り場で即実践できる3つのケアがわかる

あなたの生活に「磁気の力」をプラスしよう

釣りは、大自然と対峙し、日常の喧騒から離れて身心(しんしん)1)を整える一つの素晴らしい習慣と言えるのではないでしょうか。 碧い海や清らかな川の流れに身を置き、ルアーや浮きや穂先のわずかな動きに全神経を集中させる時間は、多くの釣り好きの方にとって、何物にも代えがたい「贅沢」と感じられるはずです。しかし、その至福の時間にも関わらず、釣り中の身体には大きな負荷が加わっています。

例えば、仕掛けを投入してから魚の反応を待つ「静」の時間です。多くの方は無意識のうちに頭部をわずかに前傾させ、水面を凝視する固定姿勢をとります。解剖学的な面で見ると、人間の頭部の重量は体重の約10%に相当します。体重60kgの方であれば、首の上には常に約6kgもの重量が載っています。これは、大きなボウリングの球を首の骨と筋肉だけで支えているような状態です。

この重量負荷は、頭部の傾斜角度によって変化します。直立状態では首への負担はそれぞれの骨や筋肉に分散されていますが、頭部が前方に傾くほど、頸部背面の筋肉には数倍の張力が発生します。その傾きがわずか15度の傾斜であっても、首にかかる実質的な負荷は約12kg、つまり本来の2倍以上になります。さらに、20度、30度と前傾が深まれば、負荷は加速度的に増加し、頸椎や周囲の筋群に大きな負担を強いられます。

さらに、釣り場という特殊な環境がこの負荷を増幅します。揺れ動く船上や不安定な足場では、視覚情報を安定させるために頸部、肩甲骨周りの筋肉(僧帽筋、肩甲挙筋、頭半棘筋など)、脊柱起立筋群、下半身の筋肉は、常に持続的に緊張状態になっています。そして筋肉の中には、無数の毛細血管が網の目のように張り巡らされていますが、持続的な緊張によって筋肉が硬くなると、これらの血管が物理的に圧縮され、血管が細くなります。つまり、筋肉の内圧が高まることで血流が阻害されます。その結果、趣味を満喫した後に感じる肩こりや首こりへと繋がっていくのです。

あなたの身体は、最高の釣果を支えるために、目に見えない部位に負担を強いています。

しかし、この負担は「じっと重さに耐えている」だけではありません。私たちの身体は、静止している間も、身体の内部では「運動」を行っています。次の章では運動学の視点から紐解いてみましょう。

谷口

釣りの最中は、僧帽筋などが前傾した頭を支えるために緊張し続けています。楽しい時間が終了した時に肩こり、首こりを自覚するのは、「高揚感で分泌されていた脳内物質の作用が落ち着き、蓄積していた筋肉の疲労を意識しやすくなる」といった説もあります。

釣りは「静止した運動」の連続である ー運動学ー

解剖学的な重さを踏まえ、次に「動き」と「力」の観点から釣りを分析してみましょう。運動学(バイオメカニズム)において、釣りは「等尺性収縮(アイソメトリック・コントラクション)」の連続であると言えます。これは、関節の角度を変えずに筋肉が一定の張力を発揮し続ける状態です。

では、この状態が身体に及ぼす影響を、「筋肉」と「神経」の2つの側面を魚のアタリを待つ時の動作で紐解いてみましょう。

1)筋肉への物理的負荷:テコの原理と「静止した緊張」

魚のアタリを待つ際に竿を特定の角度で保持する動作がこれに該当します。この動作は、「大きな関節を動かす」トレーニングとは異なり、このアタリを待つ「関節を動かさずに力を入れた状態」は、筋肉内の圧力を長時間にわたって高止まりさせています。

この動作を簡単に説明すると、流れているホースを足で強く踏みつけ、水の供給を止めている状態を想像していただくと分かりやすいでしょう。運動学的視点では、釣り竿を保持する腕や肩は、重力に抗う「片持ち梁(かたもちばり)構造」を形成しています。竿の先にかかるわずかな負荷であっても、テコの原理により支点となる肩関節周辺には、その数倍の荷重が加わります。

竿を水平に保持している状態を「テコの原理(モーメント)」で考えると、肩にかかる負担は以下の式で計算できます。

  肩にかかる力 =先端の重さ×(竿の長さ÷手元の支点からの距離)

しかし、実際には両手で保持したり、脇に挟んだりして「支点」を分散させているため、特定の筋肉一点に負荷がかかるわけではありませんが、首から肩にかけての筋群で、この負荷を分散させて支えあっています。

2)神経系への影響:極限の集中と血管収縮

釣りは筋肉だけでなく、神経も活発になっています。ここでの「神経」とは痛みを伝える神経ではなく、内臓や血管の働きを調整する「自律神経」を指します。魚のアタリを指先の微細な感覚で捉えようとする時、脳は極めて高度な集中状態に入ります。このとき、自律神経のうちの「交感神経」が優位になり、末梢の血管を収縮させる信号を出します。その結果、前述した「物理的な筋肉による圧迫」に加え、「自律神経の指令による血管の収縮」という二重のストレスが身体にかかることになります。これが、血行不良をさらに加速させる要因となっているのです。

運動学的に見れば、釣りは静止しているようでいて、「全身運動」を行っています。特に肩周辺は、重い頭部と長い竿の両方を支持するため、強張りが最も色濃く現れる部位です。これが、動いていないのに肩こりや首こりを生じる要因です。釣り中も適度な休息を挟み、時折血行を改善することが、大好きな釣りを趣味として長く謳歌するための秘訣となります。

谷口

「動いていないのに疲れる」のは、まさにこの等尺性運動が要因です。空気椅子を想像してください。足は動いていませんが、筋肉には力が入っています。釣りにおける肩の状態も、これに非常に近いのです。 また、肩の安定を支える「回旋筋腱板(ローテーターカフ)」への意識も重要です。 これは棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つの筋肉の総称で、肩甲骨と腕の骨をつないでいます。これらの筋肉を損傷すると、腕を上げたり回したりする際に痛みが生じるため、無理な負荷には注意してください。

釣行中に実践したい3つのアプローチ

釣りを存分に満喫し、翌日に違和感を持ち越さないためには、この等尺性収縮による緊張をいかに緩和させるかが重要です。ここでは、解剖学的、運動学的根拠に基づいた釣行中でも取り入れやすい具体的な対策を詳しく紹介します。これらは特別な道具を必要とせず、船の上や防波堤の上でもすぐに行えるものです。

1)深呼吸を伴う肩甲骨の「動的リセット」

数分に一度は視線を水面から遠くの水平線へ移し、大きく息を吸い込みながら肩甲骨を中央に寄せるように胸を開きましょう。そして、ゆっくりと息を吐きながら脱力します。運動学的には、この動作によって肩甲骨周りの筋肉に「動的」な収縮と弛緩のサイクルを与えます。深い呼吸と連動させることで、固定されていた筋肉に一時的なポンプ作用が働き、滞っていた血流を促すきっかけとなります。

2)耳マッサージによる自律神経の調整

釣りは極限の集中力が必要なため、交感神経が過度に昂ぶり、無意識に肩が上がってしまいます。これを和らげるため、耳を外側に優しく引っ張りながら回す「耳マッサージ」が有効です。解剖学的に耳の周辺には、迷走神経などの自律神経に関わる経路が近接しており、ここを刺激することで緊張のスイッチをオフにする助けとなります。首から肩にかけての強張りを解きほぐすための、静かな「身心の整理」と考えてください。

3)3つの首の温度管理

釣りは自然環境との対峙であり、寒さだけでなく風による相乗効果で体感温度を下げます。その結果、血管を収縮させ、筋肉を緊張させます。古来より、健康維持の要所とされる「首・手首・足首」は、太い血管が皮膚の近くを通る解剖学的な急所です。これら3つの部位を冷気にさらすことは、全身の熱を奪い、血行不全を招く要因となります。ベテランの釣り人にとってウェアによる防寒は常識ですが、「首」「手首」「足首」の温度管理も今一度確認してください。例えば、首にはタオルやバンダナを巻いたり、手首ならばネックバンドや手袋、足首であればリストバンドや厚手の靴下を取り入れるのも一つの選択肢です。

外部刺激から身心を保護する「備え」を持ち、全身のコンディションを左右する各部位のめぐりを滞らせない工夫こそが、過酷な条件下で趣味を長く謳歌するためのプロフェッショナルな嗜みです。

谷口

私は、1日に数回「胸を広げながらゆっくり息を吸い、長く吐く」深呼吸をおすすめしています。胸郭を大きく広げることで周囲の筋肉が柔軟になり、さらに横隔膜が刺激されることで、緊張しがちな身心をリラックスさせるスイッチが入ります。海や川や湖の上で空気を肺いっぱいに取り込むことは、筋肉にとっても至福の報酬です。

「磁気の力」をプラス。ピップマグネループという選択肢

釣り中にアプローチを行うのが面倒、もっと手軽に肩こりや首こりの対策を行いたいと考えている方には、磁気ネックレスという選択肢があります。

もし、どれを選んだら良いか迷われている方へ、一つの選択肢として「ピップマグネループ」をご提案します。ピップマグネループ(家庭用永久磁石磁気治療器)は管理医療機器で、その効果は「装着部位のこり及び血行の改善」です。購入は、ピップウエルネス通販公式サイトから可能です。ピップマグネループには、個々のニーズに応える多彩なラインナップが用意されています。

『ピップマグネループMAX』:シリーズ最大磁力200ミリテスラ(mT)。頑固なこりにしっかりとアプローチしたい方におすすめです。

『ピップマグネループEX』:150mTの磁力を内蔵。幅広い層に愛用されているスタンダードなモデルです。

『ピップマグネループAiryFree(エアリーフリー)』:磁束密度は55mTながら、EXの約半分の軽さを実現した、ピップマグネループ史上最軽量のモデルです。

『ピップマグネループfit』:55mTの磁力で、自分の首のサイズに合わせて長さを自由に調整できるのが特徴です。

全シリーズとも、無理な力がかかると外れる安心設計となっており、着脱が非常に簡単な点は日常使いに最適です。また、ファッション性も兼ね備えた豊富なカラーバリエーションがあり、日中の着用も楽しくなります。

もし、磁気ネックレスの着用がはじめてであれば、まずは「就寝時」からの活用を検討してみてはいかがでしょうか。寝ている間は身心がリラックスしている状態です。その間に磁力が持続的に浸透し、こりにアプローチします。朝起きた時の肩や首の感覚に、新しい発見があるかもしれません。

ピップマグネループを、あなたの身心を支える良き相棒としていただければ幸いです。趣味の質を高めるためには、ロッドやリールの道具選びと同様に、自らの身体を支えるデバイス選びにも目を向けてみてはいかがでしょうか。

ビッグフィッシュを狙い続けるためにも、今日も気持ちの良い1日をお過ごしください。

1)弊社は、「健全な『心』は健康な『身』に宿る」という考えから、身体と心のつながりを「身心」と表記しています。一般的には「心身」と書かれることが多いですが、まずは土台となる身体(身)を整えることが、健やかな心への近道だと考えています。

よくある質問(FAQ)

ピップマグネループをつけたまま海に入っても大丈夫ですか?

はい、コネクター部分は水に強い素材を使用しているため、海水に濡れても問題ありません。ただし、海水がついたまま放置すると塩分による劣化の原因となるため、使用後は真水で丁寧に洗い、乾いた布でよく拭き取って乾燥させてください。

ピップマグネループの効果はいつから現れますか?

効果の感じ方には個人差があります。コリを感じている間は装着し、症状が緩和されましたら外して様子を見てください。使用しても効果が現れない場合は、医師などの専門家に相談してください。

他の磁気製品と併用しても良いですか?

他の磁気治療器との併用は避けてください。また、ペースメーカなどの電磁障害を受けやすい体内植込み型医用電気機器を使用している方は、誤作動を招く恐れがあるため使用できません。