犬や猫に肩こりはない?解剖学・運動学の視点から人間だけが肩こりに悩む理由、二足歩行に進化した代償や現代社会の習慣がもたらす影響も解説。しかし、犬や猫も老化すると人間のような「こり」が発生することもある?ちょっと違う目線から肩こりについて紹介します。

この記事でわかること

犬や猫が解剖学的に肩こりを引き起こさない理由がわかる

肩関節が前後左右に自由自在に動くのは人間だけ

行動習慣と長寿によって肩こりを引き起こす理由がわかる

あなたの生活に「磁気の力」をプラスしよう

愛犬や愛猫の健やかな姿を見ていると、「この子たちにも肩こりがあるのだろうか」と不思議に思いませんか?結論から言えば、犬や猫には人間と同じ意味での肩こりは存在しません。その理由は「鎖骨」の有無にあります。多くの人が意外に思うかもしれませんが、犬や猫には、人間のように胸骨と肩甲骨を強固に連結する鎖骨がありません。犬の鎖骨は胎児には存在していますが、成長とともに退化し消えるか、ごく小さな軟骨の破片として残る程度です。猫の鎖骨は退化して非常に小さく、どの骨ともつながらずに筋肉の中にあります。そのため、犬猫の首や前足は強靭且つ柔軟な筋肉で支えられ、浮いているような構造をしています。これは、犬が走る際に歩幅を広げたり、猫がしなやかに衝撃を逃がすために進化した結果といえるでしょう。

一方、私たち人間は、全く別の進化を辿りました。人間が二足歩行へと立ち上がった際、それまで支えとして使っていた「腕」を地面から完全に離すことになりました。その際、宙に浮いた腕は、鎖骨、胸骨、肩甲骨の連動が必要になりました。そのため、鎖骨、胸骨、肩甲骨は肩鎖靭帯、胸鎖靭帯などでしっかりと繋がり、重力に抗って複雑な動きができるようになりました。

しかし、この進化の恩恵は、解剖学的に見れば非常に繊細な側面を併せ持つことになりました。 鎖骨の下や後ろには、腕へと続く神経の束である「腕神経叢(わんしんけいそう)」や太い血管の「鎖骨下動脈」などが密集しています。この構造こそが、二足歩行を選んだ人間だけに課せられた解剖学的な運命なのです。

谷口

人間の頸部や肩甲骨周囲は、筋肉・血管・神経が非常に密集しており、二足歩行による重力負担で容易に圧迫されやすいため、構造上どうしても肩こりになりやすいのです。

【運動学編】肩関節が前後左右 自由自在に動くことが肩こりに!?

次に「運動学」の視点から肩こりに至る経緯を解説します。

四足歩行の動物は体重が効率よく分散されますが、二足歩行の人間は、重い頭部と両腕を常に支え続けなければなりません。私たちの首の上には、体重の約10%に相当する頭部が乗っています。この重量を支えながら、ぶら下がっている腕を保持するために、僧帽筋や胸鎖乳突筋などの筋肉は24時間、微細な緊張を繰り返して関節のポジションを保っています。

さらに、人間の肩関節は身体の中で最も広い可動域を持っています。前後左右、回転まで自由自在に動かせる利便性がある一方で、「安定性に欠ける」という脆さと隣り合わせです。この自由度の高さが、筋肉に絶え間ない緊張を強いるきっかけとなっているのです。

谷口

人間の肩関節は、腕を回すような「多軸性」の動きに加え、親指を他の指と向かい合わせる「母指対立運動」も可能です。こうした高度な機能を手に入れた代償として、肩こりという特有の悩みが現れたのかもしれません。臨床研究の現場で多くの肩こり有訴者を見てきましたが、肩そのものだけでなく、手や腕の使い方が肩周囲の緊張に波及しているケースも少なくありません。肩こり部位だけを見るのではなく、身体全体の状態を確認することが重要です。

【現代社会と寿命】行動習慣の変化と長寿により肩こりに!

肩こりは、解剖学的・運動学的な特性に加え、現代特有の行動習慣も拍車をかけています。

スマートフォンやパソコンの普及により、私たちの生活は「前かがみ」と「静止」が中心となりました。頭部をわずか30度傾けるだけで、首や肩にかかる負荷は直立時の数倍に増幅します。この過剰な負荷を支え続けるために、本来柔軟であるべき筋肉が休む間もなく緊張し、硬く変化してしまうのです。

また、デスクワークなどで腕を一定の範囲内に固定し続ける「動かない習慣」は、血流不全を招く要因となります。さらに、長寿社会となり加齢による筋力低下の影響も無視できません。こうした老化に伴う組織の変化は、人間だけでなく高齢の犬や猫にも起こり得ます。彼らの場合、人間のような構造上の「肩こり」ではありませんが、加齢とともに歩き方が変化し、それを補おうとする過程で特定の筋肉に過度な緊張や柔軟性の低下が見られるようになります。年齢を重ねると身体を動かしにくくなるのは、人間も、犬、猫も同じですね。

谷口

「前かがみ」と「静止」という現代のライフスタイルは、私たちが本来持っている柔軟性を損なわせる大きなきっかけだと考えています。長年の研究を通じ、年齢を重ねるごとに筋肉がまるで使い込んだ皮革のように柔軟性を失っていく過程を目の当たりにしてきました。ガチガチに固まってしまう前に、日頃から筋肉の状態に意識を向けて、早めに労わってあげてくださいね。

「磁気の力」をプラス。ピップマグネループという選択肢

若い犬や猫は肩こりになりにくい柔軟な構造を持っていますが、人間は肩こりになりやすい生物であることをご理解いただけたかと思います。つらい肩こりに対処するためには、日々の生活の中でいかに筋肉の緊張を和らげ、血行を改善するかが鍵となります。

しかし、時間がない、身体を動かすのがめんどうだと感じる方は、肩こり症状の緩和に役立つ一般用医薬品や医療機器を上手に取り入れて、身体を労わってあげてください。

でも、どれを選択して良いか悩むあなたへ、ピップマグネループをご提案します。ピップマグネループは管理医療機器(家庭用永久磁石磁気治療器)として販売しています。その効果は、「装着部位のこり及び血行の改善」です。ファッション性に優れたデザインを選べば、日中の着用もより楽しくなります。豊富なラインナップや磁力の強さの中から、あなたのライフスタイルにぴったりの一本が見つかるかも知れません。ピップマグネループはウエルネス通販公式サイトでも購入が可能です。

もし、ピップマグネループをはじめて使用する方であれば、寝る時に使用してはいかがでしょうか。寝ている時は身心がもっともリラックスしている状態です(注:睡眠の質を改善するものではありません)。寝ている間にあなたのこりにアプローチします。

ピップマグネループについて興味をもっていただけたでしょうか?

しかし、症状が改善しない場合や痛みが続く場合は、必ず医療機関を受診してください。

本日も愛犬、愛猫と元気で楽しい1日をお過ごしください。

よくある質問(FAQ)

我が家の老犬も体が硬そうなのですが、ピップマグネループを着けてあげてもいいですか?

いいえ、絶対に使用しないでください。ピップマグネループは人間用に設計された管理医療機器です。ペットの体調が気になる場合は、獣医師にご相談ください。

なぜ人間は、肩こりになる「鎖骨」を進化の過程で残したのでしょうか?

「腕を自由に使うため」です。鎖骨が突っ張り棒のように肩甲骨を支えているおかげで、私たちは腕を横に開いたり、物を投げたり、抱きしめたりすることができます。

運動不足ではありませんが、それでも肩こりになるのはなぜですか?

記事の「運動学編」で触れた通り、人間の腕はぶら下がっているだけで肩周辺の筋肉に緊張を強いています。激しい運動不足でなくとも、長時間のデスクワークなどで「同じ姿勢」が続くと、筋肉がポンプ作用を失い血行不良になります。