この記事でわかること

肩や首の硬い塊の正体は、縮んだままの筋肉である

押すと痛い・いた気持ちいい・何も感じない違いがわかる

温めてから動かし、伸ばして姿勢を整えるセルフケアがわかる

あなたの生活に「磁気の力」をプラスしよう

肩こりや首こりを感じる部位に指を当てると、石のように硬いしこりに触れることはありませんか。

この硬い塊は「硬結」と呼ばれ、筋肉の緊張が長く続いた状態を指します。いつの間にこんな塊ができてしまったのかと、驚かれる方も少なくありません。

さらに不思議なのは、押したときの感じ方が人によって分かれることです。

思わず声が出るほど痛む方もいれば、いた気持ちいいと表現する方もいます。

そして、強く押しているのに何も感じない、という声も聞かれます。

同じように硬く触れても、身体からの返事はさまざまです。

まずは、この硬い塊の正体から見ていきます。

硬い塊は、ある日いきなり現れるわけではありません。首や肩には、重い頭を支えるための筋肉がいくつも重なって走っています。その筋肉に負担が積み重なることで、硬さは少しずつ生まれていきます。ここでは、硬い塊の正体と、それができあがるまでの道のりを順に説明します。

【硬い塊の正体は「縮んだままの筋肉」】

硬い塊の正体は、筋肉そのものです。

新しい組織が生まれたわけでも、何かが溜まって固まったわけでもありません。もともとそこにある筋肉の一部が、縮んだまま緩まなくなった状態を指します。

筋肉は、細い糸のような筋線維が何百本も束ねられてできています。身体を支えるとき、束のすべてが同時に働くわけではありません。必要な分だけが交代で収縮し、残りは休んでいます。ところが同じ姿勢が続くと、特定の束ばかりが働き続けることになると考えられています。休む番が回ってこない束は、縮んだ状態から戻れなくなります。

縮んだままの束は、短く太くなって周囲より硬くなります。この束が並んだ部分に指が当たると、しこりのように感じられます。コリコリした粒、あるいはスジやロープの結び目のような手ざわりを覚える方が多いのは、束がひとかたまりになっているためです。この状態が「硬結」と呼ばれます。

骨でも脂肪でもなく、身体に入り込んだ異物でもありません。自分の筋肉が、緩み方を忘れてしまっている状態と捉えると分かりやすいでしょう。

【重い頭部を支える筋肉のはたらき】

首から肩、背中にかけては、いくつもの筋肉が層をなして走行しています。いちばん表層にあるのが僧帽筋で、後頭部から背中の中ほどまで広がる大きな筋肉です。その深くには、肩甲挙筋という細長い筋肉が走っています。首の骨から肩甲骨の上の角へつながり、肩甲骨を引き上げる働きを担う筋肉です。さらに深い層には、頭半棘筋があります。背骨に沿って後頭部まで伸び、頭を支えて後ろへ起こす役割を持っています。

これらの筋肉は、重い頭部を安定させるために働き続けています。成人の頭部の重さは、体重の約10%に相当するとされています。パソコン作業やスマートフォンの操作では、頭部が胴体より前へ出た姿勢になりがちです。

分かりやすく例えるなら、テコの原理です。長い棒の端に重りを付け、反対側の端を手で持ってみましょう。

重りが手から遠いほど、支える手には大きな力が必要になります。これと同じことが、私たちの首や肩でも起きています。頭部が前方へ傾くほど、支える筋肉に求められる力は大きくなるのです。この負担に耐えるため、筋肉の構成単位である筋線維は収縮した状態を保ち続けます。緊張が長時間続くと、一部の筋線維がうまく緩まず、局所的に硬く固まっていきます。こうして、負担の集まった部分から硬さが生まれていきます。

【筋肉の緊張と局所の血行の関わり】

デスクワークで一日中同じ姿勢を続けたり、姿勢が崩れたまま過ごしたりすると、その負荷は首や肩、背中へ集まります。負荷を受け止め続けた筋肉は、緊張を解けないまま収縮を保ちます。日々の緊張や疲労が積み重なり、筋肉が収縮して太く硬くなった状態が「こり」です。

硬くなった筋肉は、内部を走る血管を物理的に圧迫します。血管が押しつぶされると、その部位の血流は滞ります。滞った状態が続くと筋肉の神経が刺激され、緊張はさらに強まります。緊張が血行を妨げ、血行の滞りが緊張を招く。この繰り返しが、こりの悪循環と呼ばれるものです。一度この流れに入ると、休んだだけでは戻りにくくなると考えています。

詳しくは、こちらをご覧ください。

【硬い塊が定着していくまでの流れ】

硬結は、ある日突然できあがるものではありません。

最初は、長時間の作業後に感じる軽い張り程度の変化から始まります。休息や入浴でその張りが解消されれば、筋肉は元の状態へ戻ります。

ところが、緩む時間を確保できないまま負担が重なると、張りは残り続けます。同じ姿勢を毎日繰り返す生活では、特定の筋肉だけに負担が集中します。肩や首のこりでお悩みの方は、筋肉の緊張と局所の血行の関わりに目を向けてみるのも一つかもしれません。

このように、肩や首の硬い塊は、頭部を支える負担、持続する筋収縮、局所の血行という三つの要素が重なって形づくられます。日々の負担が積み重なるほど、筋肉は柔軟性を保ちにくくなります。硬さは、これまでの過ごし方が少しずつ形になったものです。

谷口

臨床研究にご協力いただいた方のほぼ全員に、肩こり部位の硬結が確認できました。

若い方は硬結が小さく、年配の方ほど大きい傾向が見受けられました。長年の負担が刻んだ年輪のようなものだと考えています。ご自身の硬さがいつ頃から始まったのか、これまでの過ごし方を思い返してみるのも一つかもしれません。

押したときの感覚が「痛い」「いた気持ちいい」「何も感じない」に分かれる背景

硬い塊を指で押したとき、感じ方は人によって大きく異なります。強い痛みを覚える方もいれば、いた気持ちいいと表現する方もいます。まったく感覚が生じないという声も少なくありません。同じ部位でありながら、なぜこれほどの差が生まれるのでしょうか。本章では、感じ方の違いが現れる背景を、神経のはたらきに沿って紹介します。

【押すと「痛い」と感じるとき】

筋肉の緊張が強まり局所の血行が滞ると、その部位は酸素の届きにくい状態に置かれます。この状態が続くと、身体は組織を守ろうとして知覚神経を働かせます。

筋肉の中には、刺激を受け取るセンサーが数多く備わっています。このセンサーは、一種類の刺激だけを拾うわけではありません。押される力、温度の変化、身体の中の化学的な変化まで、性質の異なる刺激をまとめて受け取ります。神経の末端が細かく枝分かれし、そのまま刺激を感じ取る形をしているためです。

緊張の強い部位では、このセンサーが刺激に反応しやすくなると考えられています。硬い塊を押して鋭い痛みを覚える場合、筋肉の緊張がかなり強い状態にあると推測されます。

神経が脳へ向けて注意を促す信号を送っていると捉えると、分かりやすいでしょう。

強く押し込むほど良いという考え方は、ここでは当てはまりません。

【押すと「いた気持ちいい」と感じるとき】

いた気持ちいいという感覚は、痛みと心地よさが同時に生じる独特の状態です。痛いのに気持ちいいと感じるのには、感覚を脳へ運ぶ神経の違いが関わっています。

身体には、感覚を運ぶ神経が何種類も備わっています。「押されている」という感覚を運ぶ神経は太く、信号を速く届けます。一方、「痛い」という感覚を運ぶ神経は細く、信号はゆっくり届きます。

硬い塊を押すと、この二つの信号が同時に生まれます。このとき「押されている」という信号は、痛みの信号を通りにくくするように働きます。痛みが少し和らいで感じられる分、心地よさが前に出てくるのです。

身近な例が、ぶつけた場所を思わずさする動作です。さすった直後に痛みが少し軽くなるのも、同じ働きによるものです。心地よさを伴う刺激は、身体の力を抜くきっかけにもなります。呼吸が深くなり、肩の力が自然と抜けていく感覚を覚える方もいるでしょう。

ただし、押す力を強めすぎると、痛みの信号が勝ってしまいます。いた気持ちいいと感じる強さを超えないことが、ケアを続けるうえでの大切な基準です。

【押しても「何も感じない」とき】

強く押しても感覚が乏しい場合は、少し丁寧に身体と向き合いたい状態です。緊張と血行の停滞が長く続くと、硬さが一か所にとどまらず、広い範囲に及ぶことがあります。硬さが広がると、指で押しても筋肉がほとんど沈まず、押されている実感が薄れることがあります。痛みを感じないからといって、こりが軽いとは限りません。

硬さが広がった筋肉は伸び縮みしにくくなり、肩の動く範囲も小さくなりがちです。石のように硬いのに感覚が乏しいときは、局所の血行も滞っている可能性があります。このような状態で強く揉みほぐすと、かえって筋肉を傷めることがあります。押す刺激に頼るよりも、温めてから肩を大きく動かす習慣のほうが向いています。

押したときの感覚の違いは、筋肉の緊張の度合い、局所の血行、神経の感じ方が重なって現れます。

どの感覚であっても、身体が今の状態を教えてくれている点は共通しています。自分の感じ方を手がかりに心身の状態を把握することが、ケアの出発点になります。

ただし、強い痛みを感じるとき、硬さが気になるとき、違和感が続くときは別です。

自己判断にとどめず、医療機関を受診してご相談ください。

谷口

押したときの感じ方は、神経の反応や局所の血流によって変わります。

何も感じないという方は、硬結の範囲が広く、肩の動く範囲も小さくなっている場合が多く見られました。

まずは肩を大きく動かすことを習慣づけてみてください。

日々の小さな動きが、身体の感覚を取り戻す助けになります。

肩こりや首こりへ向き合う日常のセルフケア

硬い塊による違和感を和らげるには、毎日の暮らしの中で無理なく続く工夫が欠かせません。やみくもに行うよりも、順番を意識したほうが身体は応えてくれます。まず温めて筋肉を緩め、次に動かし、そして伸ばし、最後に姿勢を整える。この流れを覚えておくと、短い時間でも取り組みやすくなります。ここでは、今日から始められるセルフケアを四つの流れに分けて説明します。

【温めて筋肉をゆるめる】

最初に行いたいのは、身体を温めることです。

冷えて縮こまった筋肉をいきなり伸ばすと、思わぬ張りを招くことがあります。

ぬるめのお湯にゆっくり浸かる

入浴はシャワーで済ませず、38〜40℃程度のぬるめのお湯にゆっくり浸かりましょう。

肩まで湯船に沈めると、首から背中にかけての筋肉がじんわり緩んできます。

蒸しタオルを首の後ろに当てる

入浴が難しい日は、蒸しタオルを首の後ろに当てます。濡らしたタオルを軽く絞り、電子レンジで温めれば手軽に作れます。

やけどを避けるため、必ず手の甲で温度を確かめてから首に当ててください。

温まった直後は筋肉が伸びやすいため、次へ進む良いタイミングになります。

【肩甲骨まわりを動かす】

肩や首の筋肉の多くは、肩甲骨につながって走行しています。

肩甲骨が滑らかに動くほど、肩や首まわりへの負担は分散されます。

肩甲骨ストレッチ その1

両肩を耳へ近づけるように持ち上げ、息を吐きながら一気に力を抜きます。

この上げ下げを5回繰り返すと、僧帽筋の上部がほぐれてきます。

肩甲骨ストレッチ その2

両肘を軽く曲げて脇を締め、肘を後ろへ引いて左右の肩甲骨を寄せます。

5秒ほど保ってから力を抜く動きを、5回行いましょう。

【首と胸まわりをやさしく伸ばす】

肩甲骨が動いたら、首と胸のストレッチへ進みます。

手は引っ張るためではなく、頭の重さを預けるために添えます。

首ストレッチ

あごを軽く引き、後頭部を天井へ引き上げる意識で20秒保ちます。

前へ出た頭部を戻す動きになり、首の後ろの深い筋肉に働きかけられます。

胸ストレッチ

腕を肩の高さで水平に伸ばして壁に手を当て、胸の上部を気持ちよく開いて呼吸を深めるストレッチです。 

痛みを感じる手前で止めることが、続けるうえでの約束事です。

※あわせて読みたい:肩こりと「血管」「神経」「ファシア」の関係とは!?今日からできるタオルストレッチ

【姿勢と作業環境を整える】

仕上げは、こりが積み重なりにくい環境づくりです。

位置を少し調整するだけでも、身体にかかる負担は変わります。

姿勢 パソコン&スマートフォン

パソコンの画面は、目線がやや下向きになる高さへ調整します。

ノートパソコンは台で持ち上げ、外付けのキーボードを添えると姿勢が安定します。

椅子は、骨盤を立てて坐骨で座面を捉えられる高さに合わせます。足裏全体が床につかない場合は、足台を置きましょう。

スマートフォンの場合は、うつむいて見るのではなく、胸の高さまで持ち上げて操作します。

1時間に1回は立ち上がる

身体の向きを変えるため、1時間に1回は立ち上がりましょう。

姿勢を完璧に保つ必要はなく、こまめに変えることのほうが大切です。

※あわせて読みたい:スマホでのゲームや動画のあとに来る「目」「首」「肩」の疲れ! 簡単肩こり対策と磁気ネックレスの活用

温めて、動かして、伸ばして、環境を整える。

この四つの流れを続けてみてください。

すべてを毎日行う必要はなく、できるところだけでも積み重ねる価値があります。

一方で、硬い塊を力任せに押しつぶす揉み方は避けたいところです。強すぎる刺激は筋線維を傷めることがあり、防御反応として筋肉がさらに硬くなる場合もあります。

急がず、心地よいと感じる強さを保つことが、続けるうえでの近道になります。

谷口

セルフケアは、温めてから動かす順番が理想です。

温められないときは、手のひらで腕から肩にかけてさするだけでも十分です。

硬い塊にいきなり強いマッサージを重ねると、かえって筋肉を傷めてしまうことがあります。心地よいと感じる強さを保ち、無理なく続けていきましょう。

「磁気の力」をプラス。ピップマグネループという選択肢

肩や首の硬い塊は一日で生まれるものではなく、温めて動かす小さな習慣の積み重ねによって、少しずつ向き合っていけるものです。

しかし、セルフケアを行う時間がないとお悩みの方は、無理をせずに肩こり症状の緩和に役立つ一般用医薬品や医療機器を上手に取り入れて、頑張っている身体を労ってあげてください。

何を選択するか迷われている方へ、一つの選択肢として「ピップマグネループ」をご提案します。

ピップマグネループ(家庭用永久磁石磁気治療器)は管理医療機器であり、その効果は「装着部位のこり及び血行の改善」です。購入は、ピップウエルネス通販公式サイトから可能です。ピップマグネループには、個々のニーズに応える多彩なラインナップが用意されています。

【管理医療機器「ピップマグネループ」の多彩なラインナップ】

ピップマグネループNEOMAX

シリーズ最大の磁束密度200ミリテスラ(mT)の磁石が20粒内蔵。頑固なこりにしっかりとアプローチしたい方におすすめです。

ピップマグネループMAX メタルシルバー

磁束密度55mTの磁性粉配合磁気ループの中に200mTの磁石を6粒内蔵。シンプルで洗練されたメタルシルバーのトップパーツ付きです。

ピップマグネループEX

磁束密度150mTの磁石4粒と75mTの磁石16粒、合計20粒を内蔵。幅広い層に愛用されているスタンダードなモデルです。

ピップマグネループAiryFree(エアリーフリー)

磁束密度55mT。ループの太さと重さを約50%カット(従来比)した、軽やかな着け心地のモデルです。

ピップマグネループfit

最大磁束密度150mTの磁石を6粒内蔵。お好みに合わせて42〜50cmの範囲で長さを自由に調整できるのが特徴です。

全シリーズとも、無理な力がかかると外れる安心設計となっており、着脱が非常に簡単で日常使いに最適です。また、ファッション性も兼ね備えた豊富なカラーバリエーションがあり、日中の着用も楽しくなります。

【ご使用上の注意】

※次の方は使用しないでください。

植込み型心臓ペースメーカーなどの体内植込み型医用電気機器を使用している方

※次の方は、あらかじめ医師にご相談ください。

医療機関で治療を受けている方、体調のすぐれない方

※時計、磁気カード、磁気テープなど、磁気の影響を受けるものには近づけないでください。

※使用中に体調が悪くなった場合は、直ちに使用を中止してください。

※その他の使用上の注意については、必ず製品の添付文書をご確認ください。

→ピップマグネループ 取扱説明書・添付文書

※あわせて読みたい:MRI検査を受ける予定がある人へ 肩こり改善の磁気ネックレスを脱着するタイミングについて

【就寝時のリラックスタイムからの活用】

磁気ネックレスの装着がはじめてであれば、まずは「就寝時」からの活用を検討してみてはいかがでしょうか。寝ている間は身心1)がリラックスしている状態です。磁気がじっくりと首や肩の血行に働きかけ、こりの改善が期待できます(効果の感じ方には個人差があります)。

症状が改善しない場合や痛みが続く場合は、必ず医療機関を受診してください。

ピップマグネループについて興味をもっていただけたでしょうか?

本日も、磁気を身近に感じながら、無理なくお過ごしください。

1)弊社は、「健全な『心』は健康な『身』に宿る」という考えから、身体と心のつながりを「身心」と表記しています。一般的には「心身」と書かれることが多いですが、まずは土台となる身体(身)を整えることが、健やかな心への近道だと考えています。

よくある質問(FAQ)

ピップマグネループを入浴中に使用しても良いですか?

通常の入浴時には着けたままでも問題ありませんが、シャンプーやボディーソープ、石けん等は素材を傷める可能性があるため、付着した場合は水でよくすすいでください。
温泉浴、海水浴、入浴剤入りのお風呂等での使用はお避けください。
水に含まれる成分などが劣化や変色の原因となる可能性があります。

ピップマグネループを就寝時に装着したままでも大丈夫ですか?

問題ありません。

ピップマグネループの効果はいつから現れますか?

効果の感じ方には個人差があります。
コリを感じている間は装着し、症状が緩和されましたら外して様子を見てください。
使用しても効果が現れない場合は、医師などの専門家に相談してください。